秋の肌について

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お肌のトラブルブログ

SKIN COLUMN

2025.10.18

お肌のトラブルブログ

秋の肌について

秋は「肺」に影響の出やすい季節です。燥邪(そうじゃ)と言って、乾燥の災いが起きます。空気の乾燥から肺に負担をかけ、気管→鼻→肌とトラブルがつながっていきます。湿度がある夏から乾燥の秋になると肌の力が無くなるため、皮膚の老化が目立つ季節です。

燥邪の内因はストレスです。もの思いにふけるのが秋の特徴。くよくよしやすくなったり、胸が苦しくなったり呼吸が浅くなったりするため、気持ちが負のスパイラルに入りやすくもなります。もの悲しい、憂いの季節です。

そんな気持ちの落ち込みにアロマオイルを活用しましょう。「リフレッシュ」(柑橘系の香り)は気分転換に。秋バテの胃の消化を助けたりもします。基本的に気持ちをシャキッとさせるので日中を勧めていますが、気持ちがイライラする場合は夜に使用してもOKです。「ヒーリング」(ラベンダー系の香り)は寝る前に枕元へ。リラックス作用があるため、半信半疑で枕元に置いていた方もリピートしていただけるほどです。肌には直接つけず、ハンカチやコットンに数滴たらして使用します。店頭に使用見本もあるので香りをお試しください。

乾燥によるトラブルでシワがあります。シワは腎と関係があります。足腰のだるさ、息切れ、元気がない=しわの原因です。シワは3種類あるのはご存じでしょうか。真性シワ、仮性シワ、ちりめんシワです。

真性シワ:回復しづらいので、増やさない努力を。表情筋にそって出ます。ケアせず放っておくと長く深くなります。

仮性シワ:表情筋に沿って出る表情シワのこと。子供でも出るが表情をやめるとなくなる。表情を戻してもなくならないのは真性じわ。

ちりめんシワ:高級な和服の縮緬に似たこまかいシワ。補水すれば戻る一時的なもの。発熱や体重減少、冬のレジャーで寒冷寒風の中にいる時や、寝不足になってもできます。

間違ったスキンケアで深いしわになりやすくなります。余分なものが入っていない質の良い洗顔、保湿、アイクリームをお使いください。

食事は体を温める食材(土の中にできる作物など)がおすすめです。果物は、体を冷やさないと言われるリンゴやミカンを召し上がってください。ビタミンと食物繊維も取れますよ。

今年の夏は暑すぎたため、夏の疲れや体の冷やし過ぎで秋になっても胃腸が弱ったままの秋バテになっている方もおられます。身体が弱ると肌にも影響が出ます。涼しい今のうちに体と肌を回復させましょう。