7月 熱中症対策

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健康コラム

HEALTH COLUMN

2024.07.27

健康コラム

7月 熱中症対策

いよいよ梅雨も明け、夏本番となりました。今年も猛暑で熱中症で救急搬送される方が多数いるとニュースで報道されていました。予防の意識が高まっているかと思いますが、知ってる方も、もう一度復習しましょう。

◆熱中症の症状とは

めまいやたちくらみ、こむら返り(足がつる)、大量の発汗などがあれば熱中症を疑ってください。更に頭痛や嘔吐、倦怠感(だるさ)、集中力や判断力が低下している自覚があればすぐに涼しい所へ行き、衣服をゆるめて体を冷やし、経口補水液で水分を摂りましょう。安静にしていても回復しない、自力で水分を飲めない場合は医療機関へ受診しましょう。意識が無い場合はまわりにいる人が救急車を呼んでください。

◆熱中症の要因

発汗による体内の水分とミネラル不足や、胃腸の働きの悪化(漢方では夏バテは胃腸の弱りと考えます)、自律神経の失調(暑さと冷房の繰り返して自律神経が対応しきれず体に負担がかかり、自分で体温調節ができなくなる)。夏バテで身体が弱っているところに猛烈な暑さで熱中症になるというパターンもあります。自分では元気だと思っていても、注意しましょう。

◆夏バテと熱中症の違い

夏バテは徐々になっていきます。熱は平熱のまま、脱水状態は軽度です。

熱中症は急激に起きます。熱は高く、発汗による重度の脱水状態です。

◆夏の養生法

・水分をこまめにとる。普段の水分補給は水やお茶などがお勧めですが、外でのレジャーや畑仕事をする場合はスポーツドリンクや経口補水液を適宜飲みましょう。血圧が高かったり糖尿病の持病がある人は、経口補水液は注意して飲んでください。側面に用法用量が書いてありますので、守ってください。心配な場合はご相談ください。

特別な屋外活動以外の日常では麦茶がお勧めです。胃腸の調子を整える、余分な熱を取り除く、喉の渇きを止めるなど夏にぴったりです。

・お風呂はシャワーではなく、湯舟に浸かって汗をかく練習をする。自律神経が乱れているので、お風呂で回復。汗をじゅうぶんにかくことができれば熱中症になりにくい。

・休息、睡眠をしっかりとる。疲れをとって、免疫機能を下げないようにしましょう。

・服装は通気性が良く熱がこもりにくいものを。帽子、日傘を利用しましょう。

・食事はしっかりとりましょう。暑くて食べたくないなーという時でも、量より質を意識して食べてください。おすすめは疲労回復のビタミンB1が入った豚肉やほうれん草、クエン酸が入っているお酢やレモン。夏野菜も体を冷やす効果があります。今日はそうめんという時でも、そうめんそのものだけではなく香味野菜(青紫蘇、みょうが、生姜やわさび)もつけて身体をいたわってあげてくださいね。

今月のお勧め品

☆当店定番!松寿仙(170ml)。3本入、1ダースもあります。

☆紫華栄(シカロン)疲れ、だるさ、免疫力対策として。1包から販売しております。

薬局内、エアコンきかせています。お近くにいらっしゃった際は、涼みにお立ち寄りください!