2025.02.22
健康コラム
2月 骨粗鬆症に注意
立春を迎えたとはいえ、まだまだ寒さが続く日々が続いております。皆様、いかがお過ごしでしょうか。寒い冬は体調管理が難しい時期ですが、特に「骨粗鬆症」には十分な注意が必要です。今回は、骨粗鬆症の基礎知識やその予防法についてお伝えいたします。
骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症は、骨の強度が低下して骨がもろくなり、ちょっとした衝撃や日常の動作で骨折しやすくなる状態を指します。
- 原因: 年齢、生活習慣、ホルモンバランスの変化など、様々な要因が絡んでいます。
- 女性のリスク: 女性は骨密度が18歳前後でピークに達し、その後、特に50歳前後から急激に低下するとされています。
- 男性のリスク: 実は男性の約4分の1にも骨粗鬆症が発症すると言われており、男女ともに注意が必要です。
骨粗鬆症のリスク要因
- 加齢: 年齢とともに骨量が減少し、骨の強度が低下します。
- ホルモンの変化: 特に女性は閉経後、エストロゲンの減少により骨密度が急激に落ちることが知られています。
- 生活習慣: 運動不足、偏った食生活、喫煙や過度の飲酒なども骨粗鬆症のリスクを高めます。
- 遺伝的要因: 家族歴がある場合、注意が必要です。
予防と対策
骨粗鬆症の予防は、日々の生活習慣の改善から始められます。特にご高齢の方は一度骨折すると寝たきりになってしまうケースもあります。絶対に転ばないというのは難しいので、出来る限り骨密度と筋力を維持をして、予防をするのが大切です。
1. 栄養バランスの見直し
- ビタミンD: きのこや魚に豊富なビタミンDは、カルシウムの吸収を助けるため非常に重要です。
- カルシウム: 牛乳、ヨーグルト、小魚など、カルシウムを多く含む食品を意識的に摂取しましょう。
- その他の栄養素: マグネシウムやビタミンKも骨の健康に寄与します。
2. 適度な運動
- ウォーキング: 日光を浴びながらの15分程度の散歩は、ビタミンDの生成を促し、骨の健康維持に役立ちます。
- 筋トレやストレッチ: 筋力を保つことは骨への負荷を適度にかけ、骨密度の低下を防ぐ効果があります。
3. ライフスタイルの改善
- 禁煙・節酒: 喫煙や過度の飲酒は骨の健康を損なうため、できる限り控えましょう。
- 定期検診: 骨密度検査など、定期的な健康診断で早期の変化をチェックすることも大切です。
寒い季節が続く中、体の内側から健康を守るために骨粗鬆症の予防はとても重要です。日々の食生活や適度な運動、そして生活習慣の見直しによって、将来の骨折リスクを大幅に減らすことができます。皆様もぜひ、今日からできる予防策を取り入れて、元気な毎日をお過ごしください。
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