10月 秋は「肺」の弱まりに注意

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健康コラム

HEALTH COLUMN

2025.10.17

健康コラム

10月 秋は「肺」の弱まりに注意

秋の訪れが近づくこの時期は、寒暖差によって体調を崩しやすく、夏の疲れが出てくる頃です。

東洋医学では、秋は「肺」の季節と言われています。「肺」は生体の気をコントロールしています。空気が乾燥し、肺の働きが弱まると、疲れやすく、汗が出やすく、風邪をひきやすくなります。

湿度を保ち、深い呼吸をし、気を巡らせて体のバリア機能を高めることが大切です。肺は五行説では大腸、鼻、皮膚、感情の悲しみと関係していると言われており、肺が弱って呼吸が浅くなると呼吸器系のトラブルが起こりやすくなります。

【手軽にできる対策】

・呼吸を意識しましょう。

なるべく深く長く、鼻呼吸をします。「気」は、食事から取り入れた栄養素と呼吸から取り入れた酸素が結びつくことで生み出されます。そのため、呼吸は大切です。

・食べるものも意識しましょう。

乾燥を防ぎ、体を潤してくれる白いものを摂りましょう。梨、だいこん、ゴボウ、レンコン、銀杏、ゆり根などは肺の養生に役立ちます。体に良いからと言っても食べ過ぎないで、ほどほどに摂りましょう。

身体が冷えると内蔵の消化機能も低下します。鍋料理や汁物などの温かい料理もほどよく取り入れて冷えにくい体づくりと栄養補給を心掛けましょう。

今月もおすすめ《松寿仙》!

「気」のもとである酸素や栄養素は血液によって全身へ運ばれます。健康維持のために血液の巡りが大切です。

店頭では白湯で割ってご試飲いただいておりますが、ご家庭では毎日のお茶代わりに、お湯で希釈して温かく飲んでいただくと良いと思います。小諸の辺りでは食後に一杯、農作業の休憩に一杯の熱いお茶を飲む習慣があります。お茶の代わりに松寿仙を取り入れてみませんか。