2026.10.20
健康コラム
10月「秋の気温差に注意!そのだるさ、体からのSOSかも?」
10月も後半に入り、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきました。日中との気温差も大きくなり、「朝は寒くてストーブをつけているよ」という方も。一気に秋が深まってきました。
すでに軽い霜が何度か降り、畑の野菜類も秋野菜に切り替わりました。先週の連休には、脱穀(はぜかけして乾燥させた稲穂からお米を外す作業)を行ったお宅も多いようです。
柿も色づいてきて、おいしそうだなあと思いつつ、柿のヘタを使ったしゃっくりの漢方薬「柿蔕湯(していとう)」を作ってみたいなあ、なんて思っています。「ずくなし」なので、なかなか実行に移せないんですけれどね。※あくまで個人的な興味のお話です。自家製のものを安易に服用することをおすすめしているわけではありませんので、ご理解ください。
先月のブログと重なる部分もありますが、どうぞお付き合いください。
この時期、「なんとなく体がだるい」「疲れが抜けない」「胃腸の調子が悪い」といった不調を感じる方も多いのではないでしょうか。
こうした不調には、秋の寒暖差による自律神経の乱れが関係していることがあります。
秋の気温差が体に与える影響
私たちの体は、気温の変化に合わせて体温を一定に保とうとしています。その調節に大切な役割を果たしているのが「自律神経」です。
しかし、朝晩と日中の気温差が大きくなると、体温を調節するために自律神経が忙しく働くことになります。そのため、体に負担がかかり、自律神経のバランスが乱れやすくなることがあります。
その結果、
- 体がだるい、疲れが抜けない
- 胃腸の働きが弱くなり、食欲が落ちる
- 手足が冷える
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
- 頭痛や肩こりが起こる
といった症状が現れることがあります。
このような秋特有の不調は「秋バテ」と呼ばれることもあります。
体のだるさは、体からの大切なサイン
「いつもの疲れだから」と、だるさをそのままにしていませんか?
体のだるさは、疲労や睡眠不足だけでなく、体調の変化や病気の前兆として現れることもあります。特に、休息を取っても疲れが抜けない、だるさが長く続くといった場合には早めに生活習慣を見直して、それでも強いだるさが続いている場合には、医療機関に相談しましょう。
秋の養生は「胃腸をいたわること」から
東洋医学では、胃腸は食べ物から体に必要な「気」や「血」を生み出すための大切な働きを担うと考えられています。
胃腸が疲れてしまうと、十分な栄養を取り入れにくくなり、体の元気も不足しやすくなると考えます。
そこで、秋の養生では次のことを意識してみましょう。
① 冷たい食べ物や飲み物を控える
冷たい飲食物は少なめにして、温かいお茶やスープ、味噌汁などを取り入れ、胃腸をいたわりましょう。
② 食べ過ぎに注意する
食べ過ぎは胃腸への負担になります。腹八分目を心がけ、ゆっくりよく噛んで食べることが大切です。
③ 秋の根菜類を取り入れる
秋は、大根、にんじん、ごぼう、れんこん、さつまいもなどの根菜類がおいしい季節です。
東洋医学では、食材にも体を温めたり、冷やしたりする性質があると考えられています。
根菜類は煮物や温かい汁物にしていただくことで、体を冷やさない食生活にも役立ちます。
食物繊維などの栄養も豊富なので、毎日の食事に上手に取り入れてみましょう。
冷えを防ぎ、体のめぐりを大切に
東洋医学では、体の健康を保つために「気・血・水」のめぐりを大切にしています。
寒さによって体が冷えると、東洋医学では「気」や「血」のめぐりが滞りやすくなると考えます。
朝晩は上着を一枚増やす、お風呂はシャワーだけで済ませず湯船につかる、軽い散歩やストレッチをするなど、日頃から体を冷やさない工夫を心がけましょう。
秋は気温差によって、知らず知らずのうちに体に負担がかかる季節です。冷えを防ぎ、胃腸をいたわりながら、体のめぐりを大切にしていきましょう。
なんとなく続く体のだるさや冷え、胃腸の不調など、気になることがありましたら、勉強堂薬局までお気軽にご相談ください。
一人ひとりの体質や生活習慣に合わせた健康づくりをお手伝いいたします。
今月のおすすめ品
① 清香散(しんこうさん)
ストレスや自律神経の乱れが気になる方に。
紫蘇のさわやかな香りが気持ちをほっと和らげ、東洋医学でいう「気」のめぐりを整えるお手伝いをします。
気分がすっきりしない時や、ストレスを感じやすい方におすすめです。
② 婦人宝(ふじんほう)
疲れやすさや、血の不足が気になる方に。
東洋医学では、疲れやすさの原因の一つに「血」の不足やめぐりの悪さがあると考えます。
婦人方宝は「血」を補うことを目的とした、甘さとほろ苦さのある液剤です。
商品名に婦人とつきますが、女性だけでなく、男性にもお飲みいただけます。
秋の体調不良は、体質によって原因もさまざまです。ご自身の体調に合った養生や漢方薬について、どうぞお気軽にご相談ください。
勉強堂薬局 登録販売者:関 幹奈

